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戦力の要素
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チームとしての勝敗が決まるにあたり、どんな要素がどの程度絡んでくるかを考える。
ところでWoTBでは、7人と7人のチームが戦闘を行うわけだが、1回のプレー中、常に7人全員が互いに対峙しているわけではない。
局所的に数名による戦闘があり、その結果が全体の勝敗につながっていくという流れのほうがむしろ多い。
それらも踏まえて、考えられる要素を列挙してみる。
 

  1. 車両数差・陣形
  2. 地形的有利・不利
  3. プレイヤーの操作スキル ※「操作」スキルである点に注意
  4. 車両固有の性能
  5. 車種のバランス

 
上から重要度が高い順に並べたつもりである。
すなわち、有利不利に最も影響するのが「車両数差」である。
これに対して、強戦車・弱戦車と呼び分けられる、車両固有の性能差は、WoTBにおいては、プレイヤーの操作スキル以下の要因によって充分に補える。
少なくとも、車両の性能差が戦力の決定的差であるとは言えない。
これは戦績集計サイトなどで調べられる、車両別勝率の分布や平均値などを見れば明らかである。
但し、優れたプレイヤーによる弱車両のみのチームでも、初心者の強戦車チームに常に勝てるとまでは言えない。
操作方法自体がわからないような初心者は論外として、その理由は、プレイヤーの操作スキルの差もまた、戦力の決定的差であるとまでは言えないからである。

車両数差・陣形 Edit

まず想像していただきたいのが、終盤の状況である。
一方は上級クラスの戦車が1台、無傷で残っている。
これに対してもう一方は、中級クラスの戦車が2台、HP半分程度で残っている。
この状況で有利なのはどちらだろうか?結論から言うと、2台残っている中級者のほうである。
ここに、揺るぎようのない絶対的な事実がある。
 

  • どんなに上級者であっても、2つの方向に同時に砲撃することは出来ない。
  • どんなに上級者であっても、決められた以上に装填を早めることは出来ない。
     
    このために、上級者は撃ち合いに持ち込んでも、良くて相打ちにしか持ち込めない。
    それどころか、中級者であれば、遮蔽物に隠れて撃つくらいのことはできるから、狙われている方が隠れるように交代して撃てば、理論上全く被弾の心配がない。
    砲塔は一つの方向にしか向けられないので、これによって地形的不利の解消さえも狙いやすい。

というわけで、終盤2vs1の状況では2台の側が有利であることにつき説明したわけだが、果たしてこれは「終盤」のみに当てはまることだろうか?
序盤では1台撃破されても7vs6だし、何ら考える必要はないだろうか?
ここで考えてほしいのが「初動で進行方向が分かれた場合」のことである。
1台だけ孤立した戦車がいると、同方向に向かった敵戦車が2台いるだけで、1vs2、上記の状況に陥るのである。
孤立した1台は、敵の1台を巻き添えにすることすらかなわないだろう。
かくして序盤でいきなり7vs6の数的不利が決定する。

2-5や3-4に分かれた場合も、同じことが言える。少数側の台数が少しぐらい増えても状況は変わらない。
例えば味方3台に対し、敵4台が来たとする。味方3台共にそれなりのスキルが有れば、敵1台を撃破して3-3に持ち込む期待もしたいところだが、まず無理だろう。
3台の内に優秀な1台が混じっている可能性はそこそこある。しかしそれ以上に、noobな1台が混じっていて、先に撃破される可能性のほうが高い。
1台撃破されると2-4である。これはちょっとやそっとのプレイヤースキルではどうしようもない。
かくして1台であった戦力差は2台3台と広がっていく。

地形的有利・不利 Edit

地形的有利・不利についても触れておく。
簡単な例を挙げると、どんなに強車両で、優れた操作スキルを持つプレイヤーであっても、隠れる場所のない谷底で、谷上から狙う戦車と撃ち合っても、勝つのは相当難しい。
そんな場面をあまり見かけないのは、優れた操作スキルを持つプレイヤーならば、そもそもそんな状況で撃ち合うようなことはしないからだ。
敵が谷底に降りたからと言って、安易に自分も降りていくようなことはしない。
運河の低地や湾港の丘陵側の河川などでしばしば見受けられるのが、谷底に降りた1台を追いかけて、敵または味方が集団で降りていき、結果、上にいる相手から袋叩きに合うという残念な展開である。
(もっとも、そのようなレベルでは、相手側も釣られて降りていくことも少なくないが…)
先に述べたように、プレイヤーの操作スキルは、戦力差を決定づけるほどの戦力要素ではない。
にも関わらず、上級者プレイヤーが、自身はほぼ無傷のまま、他の敵を圧倒していくのは、操作スキルとは別に、地形的有利を常に考慮して行動しているからである。
初心者プレイヤーは、地形を気にしないで移動するので、敵を発見したら、たとえそこが野ざらしの平地であっても立ち止まる。
また、互いに遮蔽物を盾にした撃ち合いでも、遮蔽物から大幅に飛び出て狙いに行く。結果、自分が1発撃つ間に、2発3発と被弾して不利に落ち込む。
優れたプレイヤーは、常に遮蔽物から遮蔽物へ渡るように移動するし、撃ち合いの場面では、無闇に飛び出さない。飛び出す時は、数的に圧倒、あと一発で撃破できる、敵後方支援が不在、敵が装填中など、確実にプラスを得られる判断が出来ているときだけである。

プレイヤーの操作スキル Edit

プレイヤーの操作スキルがどんなに極まっていても、それによって装填速度が早まったり、装甲が増圧されることは決して無い。
しかし初心者と上級者が、同性能の戦車で一対一で戦ったとしても、まず引き分けにはならない。上級者が8割9割方勝つだろう。
これには豚飯やハルダウンという技術の差が大きく関わってくるためだが、その具体的内容については別ページにて説明する。
初心者側のもっと初歩的な問題として、「思った方向に曲がれない」というのもあるだろう。
特に、車体が横や後ろを向いている状態の操縦は、敵に応戦しながらともなるとなおさら、初心者には難しいものだろう。
この感覚は慣れるしか無いが、だいたい誰でも慣れる。
なぜならば、大人になればほとんどが車を運転しているからだ。
未成年は法的制限があるだけの話で、近所のおばちゃんでも、高齢者でも、運転はしている。
そして未成年であっても、ラジコンの操縦に慣れていれば、戦車の操縦もまず難なく操作できていることだろう。

車両固有の性能 Edit

車両の性能が戦力的有利不利に影響する程度はそれほど高くない。
よくOP(Over Powered、強化されすぎ)と言われる戦車の1つにDraculaがあるが、それがOPとして勝敗に大きく貢献するのは、操縦するプレイヤーが数的有利、地形的有利をよく認識しており、最低限の操作スキルも備わっていることが大前提である。序盤から単独で突っ込む、平地を平気で横切る、撤退を知らない、すぐ遮蔽物に衝突する、そんなプレイヤーがDraculaを使用しても、勝利に大きく貢献することはない。もちろん、そうであってもそれなりに自軍を有利にしてしまうのがOPたるゆえんであるから、逆に弱いとされる戦車が、数や地形、操作スキルだけで、OP戦車を完封できるとまでは言えない。他の戦車を相手にするよりも、それなりに被害は発生することになるであろう。これはトップティアのKV-1を相手にするときなどにもよく当てはまる。

車種のバランス Edit

例えば敵チームはMTが多いのに、味方はTDだらけでスポット役がいない、などとなると、開始時点からそれなりに厳しいと言えるかもしれない。
しかし、これは上に挙げた他の要因で充分に補えることであり、また、よほどプレイヤーの少ない時間帯でない限り、敵と味方で車種のバランスが大きく異なることはなかなか見かけないであろう。